【開催報告】第6回NPO運営基盤強化セミナー「NPO法人のための登記を学ぶ勉強会~役員変更に関する報告手続きを中心に~」
NPO活動交流センターでは、県内NPOのニーズや支援の必要性に合わせた「NPO運営基盤強化セミナー」を開催しています。
第6回目は、2026年2月27日(金)に岩手県司法書士会より小山田泰彦さんを講師にお迎えし、「NPO法人のための登記を学ぶ勉強会~役員変更に関する報告手続きを中心に~」を開催しました。
内容は以下の通りです。
■登記の基礎と重要性について
はじめに、NPO法人における登記の位置づけや法的根拠について解説いただきました。
登記は任意ではなく、法律で義務付けられた手続きであり、登記を行わなければ第三者に対して法人の情報を主張できないなど、法人運営において非常に重要な役割を持っています。
また、登記を怠った場合には役員個人に過料が科される可能性があることや、変更があった場合には原則2週間以内に手続きが必要であることなど、実務上押さえておくべきポイントについても学びました。
■法改正のポイントと最新の動き
続いて、これまでの法改正のポイントについて整理しました。
特に、
・代表権を持たない理事に関する登記(平成24年改正)
・資産総額登記の廃止と貸借対照表の公告義務(平成30年改正)
など、見落とされがちな重要事項について解説があり、参加者にとって自団体の状況を見直すきっかけとなりました。
■実務に必要な知識と具体的な手続き
後半では、実際の登記手続きに必要な知識について、具体的な事例を交えて説明いただきました。
主な内容は以下の通りです。
・登記が必要となる主な場面(役員変更、事務所移転など)
・総会・理事会議事録の作成方法と注意点
・定款条項のポイント(役員、総会、理事会など)
・オンライン申請の流れとメリット
特に、議事録の記載内容や署名・押印のルールについては、登記申請の受理に直結する重要なポイントであり、参加者からも関心の高いテーマとなっていました。
参加者からは【理事の再任・新任の際の提出書類や議事録の記名・署名についてなど、より具体的な例を示していただいたので勉強になりました】といった声が寄せられました。
今回のセミナーを通じて、登記は単なる事務手続きではなく、法人の信頼性や適正な運営を支える重要な要素であることを改めて認識する機会となりました。
ご参加いただいた皆様、講師の小山田様、ありがとうございました。
NPO活動交流センターでは、来年度もNPOの運営基盤強化に向けた講座を開催します。
確定次第、情報を公開していきますので、みなさまの活動推進にぜひご活用ください。

