【開催報告】第2回NPO運営基盤強化セミナー「共感を呼ぶ企画書づくり~NPOのための事業構築と連携の第一歩~」

  • N活センターからのお知らせ

NPO活動交流センターでは、県内NPOのニーズや支援の必要性に合わせた「NPO運営基盤強化セミナー」を開催しています。

第2回目は2025年9月2日(火)、佐藤貴哉さん(株式会社相庄 代表取締役/一般社団法人花巻青年会議所 顧問)を講師に、「共感を呼ぶ企画書づくり~NPOのための事業構築と連携の第一歩~」を開催しました。

前半の講義では、【なぜ「企画」や「企画書」が必要なのか?】【企業の立場から見た“魅力的な企画”とは?】
についてお話しいただきました。ポイントとしていかが挙げられました。

・課題が複雑化し、単一組織だけでは課題解決するには難しいという現在、重要なのはパートナーシップであり、
 パートナーと共創していくためのツールの一つとして企画書がある。
 大前提として、共感される、一緒にやりたいと思われる事業構築が必要。
・社会課題の解決に人を巻き込むには、「いいことをしている」だけでは不十分。
 企画書を通じて、誰がどのように関わればよいか、関わった結果社会や自分にどんな変化があるのかを
 具体的に提示できると、共感が「参加・支援」へと転換しやすくなる。
・WHY→HOW→WHATの順に考えるゴールデンサイクル。
 人の心はWhyで動くので、(脳の仕組みが影響し)感情が揺さぶられること=ストーリーがあると伝わり(共感し)やすい。
 反対に正しい情報、正しいことだけ、というのは伝わりにくい。

後半は個別ワークを行いました。
問題だと思われていることに対して「なぜそうなっているのか?」という問いをかけ、
その答えに対してまた「なぜそうなっているのか?」という問いをかける…ということを繰り返すことで、
課題の本質(原因)にたどり着くという「なぜなぜ分析」を体感しました。


※講師の投影資料より

今回は講師が設定したテーマ「子どもの孤食が増えている」で、なぜなぜ分析のプロセスを実践しました。
個別ワークの後に、会場とオンラインから3名の方に分析を発表してもらい、
講師からコメントをもらいながら全体でポイントなどを共有しました。

本セミナーは、参加者29名(来場:9名、オンライン:20名)にご参加いただき、
【「課題と原因の捉え方」という視点でのワークが良かったです。「課題」に対するアプローチを考えることはしますが、
その原因までは見えている様で見えていない事も多かった。その結果「伝わらなかった」のだと実感する事が出来ました。】
という声もいただきました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

最後に、第3回第4回のセミナーのご案内です。みなさまのご参加をお待ちしております。

◆NPO活動に役立つ「マーケティング」~提案する価値を考える~◆
日時:11月19日(水)
講義編 13:30~15:00、ワーク編 15:15~16:45
会場:いわて県民情報交流センター(キオクシア アイーナ)6階 団体活動室2
対象:
・NPO活動の幅を広げたい方、ステークホルダーとの関係性を強化したい方
・マーケティングの知識を基礎から学びたい方など。
※講座編とワーク編の両方を受講できる方が対象です。
※2024年度のマーケティング入門講座を受講した方は、ワーク編のみの受講も可能です。

第3回4回の詳細やお申込については、追ってHP等でご案内掲載します。


岩手県内のNPO法人

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