【NPOと企業とのマッチング報告】「NPO法人Future Seedsたきざわスポラ」/「みんなのまなびばぐるぐるの森」と 「盛岡セイコー工業株式会社」が連携・協働し「わくわく時計教室・日時計編」を開催(NPO活動交流センター)
NPOと企業とのマッチングについて
NPO活動交流センターでは、県内のNPOと企業との連携・協働に向けたマッチング支援に取り組んでいます。
このページでは、実際にNPOと企業が連携・協働して取り組んだ活動について、ご紹介していきます。
「NPO法人Future Seedsたきざわスポラ」/「みんなのまなびばぐるぐるの森」と
「盛岡セイコー工業株式会社」が連携・協働し「わくわく時計教室・日時計編」を開催
令和6年10月8日(火)に、盛岡セイコー工業株式会社で「わくわく時計教室・日時計編」が開催され、午前の部に「NPO法人Future Seedsたきざわスポラ」から生徒11名、午後の部に「みんなのまなびば ぐるぐるの森」から生徒4名が参加しました。
セイコーグループでは、様々な「わくわく教室」を開催しています。子どもたちがわくわくする体験に取り組み、人と人とのつながりを通して、豊かな未来を育む教室となっており、時を通した次世代育成活動です。
その中で、盛岡セイコー工業の「わくわく時計教室・日時計編」は主に小学生を対象に昨年から開催しています。
この日のわくわく時計教室は、盛岡セイコー工業の加藤幸則社長のご挨拶から始まり、子どもたちは少し緊張した面持ちで聞いていました。
そのあと、職員のかなまる先生の「~時計のはじまり~」の講義が始まると、徐々に緊張もほぐれていき「世界で一番古い時計ってどんな時計だろう?」という質問に子どもたちが答える場面もありました。
時計の説明が終わると、「日時計を作ってみよう」の時間になり、丁寧な説明を受けながら日時計の製作が始まりました。
日時計の組み立てが終わると、色鉛筆で思い思いに色を塗り自分だけの日時計を完成させました。
日時計が完成すると次は実験です。方位磁石と日時計をもって外に出ましたが、この日はあいにくの曇り空で太陽の光での実験はできず、ライトの光を使って影を作り時間を確認しました。
敷地内のビオトープに設置されている南部鉄器で作られた日時計と自分で作ったオリジナル日時計を比較したり、自分の影を使った日時計を体験したり、様々な方法で時間を確認しました。
実験が終わると、グランドセイコースタジオ 雫石の見学をしました。1階では実際に製造している工房を見学し、米粒と比較した小さいネジや、時計職人がピンセットで折ったという非常に小さな折り鶴の展示を見ました。
2階のラウンジでは、盛岡セイコー工業で製造している時計の展示などの見学や、時計職人と同じ作業服の白衣を着て顕微鏡を使い時計の内部で部品が動いているのを見ることができました。
子どもたちは、日時計の製作・実験以外に工房見学も楽しかった様子で「時計を一から作るのがすごいと思った。」「ピンセットで作った折り鶴がすごい。」
「4千万円の腕時計*を初めて見た。きれいだと思った。」など感想がありました。また後日、参加者の生徒から盛岡セイコー工業にお礼のカードが届けられました。(*この腕時計は現在は展示されておりません)
昨年も当センターが盛岡市内のフリースクールをご紹介して開催しましたが、盛岡セイコー工業から、今年はご招待する地域や年齢層の対象を広げ、たくさんの方に体験していただきたいとご相談があり、スポラさん、ぐるぐるの森さんをそれぞれご紹介し、実現することができました。
ご紹介するにあたり、スポラさん、ぐるぐるの森さんから、社会と接する場になり、将来の就職に対するプラス材料になるなど、積極的にご参加を決定いただきました。
特定非営利活動法人Future Seeds(たきざわスポラ)ホームページ
https://www.npofs.com/freespace-spola
みんなのまなびば ぐるぐるの森 ホームページ
https://guruguruno.com/
盛岡セイコー工業株式会社 ホームページ
https://www.morioka-seiko.co.jp/
NPO活動交流センターでは、今後も県内のNPOと企業をつなぎ、お互いにとって良い連携・協働を進めていくためのお手伝いをしていきます。
当センターのスタッフが企業、NPOのニーズを伺いながら、より良いマッチングにつなげていきますので、ご興味がありましたらお気軽に当センターまでご連絡ください。