【故人を思う人の道しるべに】『岩手日報 3版 第18面 令和3年4月1日(木)』
東日本大震災の犠牲者らに宛てた手紙を預かる陸前高田市広田町の漂流ポスト3・11を管理する赤川勇治さんは31日、ポスト隣に石碑を設置した。
故人を思い続ける人たちのためにも「寄り添える存在になってほしい」と願う。
設置は「震災10年に何か残したい」と約2年前から構想。自宅がある奥州市の小野忠石材店に相談し、製造を無償で引き受けてもらった。
文言は赤川さんが考案し、「温かみを与えたい」と丸みがかかった書体を選んだ。