【今月限り 感謝と別れ】『河北新報 13版 第21面 令和3年3月16日(火)』
東日本大震災の復興支援で七ケ浜町に建てられた交流施設「みんなの家 きずなハウス」が今月末で閉所することになり、現地で13日、式典があった。
施設を運営する認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY、名古屋市)が、震災発生10年を機に撤退することを決めた。
RSYはハウスを拠点に、災害公営住宅で暮らす被災者のコミュニティー形成支援などにも取り組んできた。
撤退を判断した理由として、運営資金確保の難しさや復興が一定程度進展とした点などを挙げている。
現在のハウスは完成時に町に寄贈されており、来月以降は町の貸し会議室などとして活用されるという。