【屋根補修 ボランティア活躍】『河北新報 13版 第24面 令和3年3月3日(水)』
福島県沖を震源とする2月13日の地震で震度6強を観測した福島県新地町で、全国から集まったボランティアが被災住宅の屋根の応急補修に取り組んでいる。
屋根補修は高所で危険を伴うため専門的技術が必要。ボランティアはチームを組み、1人暮らしや高齢者のみの世帯を優先して活動している。
作業に当たっているのは東京や大阪、新潟のNPOなど計6団体。2016年の熊本地震の被災地や、19年の台風15号の強風で大きな被害を受けた千葉県で、屋根補修の経験がある。
新地町では町や町社会福祉協議会と連携。各団体のメンバーが民家の一つ屋根の上で協力して活動する。休みを利用して参加する福島、宮城両県の消防隊らも協力しているという。